おはようございます。
今回もスポーツ障害についてお話していきます。
皆さんは腰椎分離症って聞いたことありますか?
先天性の可能性もありますが、
今回はスポーツ障害としての分離症のお話です。
分離症はいわゆる腰の疲労骨折です。
椎弓根と呼ばれる部分にくびれのように
なっている骨の弱い部分が断たれている状態です。
日本人の5.9%の頻度で発生する疾患と言われているので、
日本人の約700万人が分離症の疑いが強く、
日常的にも遭遇しやすいという事ですね。
・どんな人がなるの?原因は・・・???
一般的には十代のスポーツ選手に多く、
男女比では男性の方に圧倒的に多いと言われています。
様々なスポーツでのオーバーユースで生じやすく、
特に腰を捻る、反る動作が多い競技で注意が必要ですね。
原因としては骨が脆弱な時期に
同じ動作の繰り返しによるオーバーユース、
クールダウン不足などが一般的にはあげられています。
・どんな症状・・・???
腰、お尻、太ももの痛みや重感。
特に腰を反った時の痛みが特徴的ですが、
前屈でも痛みを生じる可能性があります。
ひどいものでは、すべり症と呼ばれる疾患を併発し、
起き上がれなくなるようなケースも存在します。
・対策や対処法はある・・???
基本的には今までの紹介した他のスポーツ障害と同様です。
ゆっくりストレッチとアイシングですね。
骨がくっつく可能性がある場合ならばコルセットの着用も
有用なケースがあり得ます。
ただ、最も重要なのは
分離がある=症状があるではなく、
症状が出ないケースもあるので、
今ある痛みが分離症によるものなのか、
他の腰痛なのかの鑑別が重要となります。
腰の違和感や痛み、特にスポーツをされている方、
ご家族にそういう方がいる場合は早めに整形外科、
もしくは整骨院へお越しください。
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今回はここまで。
どのようなストレッチをやればいいのか?
他に対策はないのか?
もっと詳しくこの痛みについて知りたいという方は
もしくは、086-221-7272まで。
気軽にお問合せ下さい。