人の頭は不安定な状態で身体に支えられており、
そこに交通事故のような強い衝撃が加わった場合に
鞭がしなるように首が大きく前後に振られ、
首の関節や筋肉、靭帯などを損傷したもの。
これがむち打ちと呼ばれています。
医学的には
「外傷性頸部症候群」という名称がついています。
ここまではご存知の方も多いとは思いますが、
実はこの時、前後に振られるだけで痛めているわけではありません。
強制的に首を後ろに反らされた反動で
今度は首が前に倒れながら前上方に引っぱられます。
それってそんなに重要??と思われた方、実はすごく重要な事なのです。
日常の中でそんな力が加わる事ってまずありません。
なので、そのように痛めた場合には治りにくく、痛みが強く出ます。
治療をする側としても、身体のどこが、どうなって痛くなっているのか
という事の前提が変わる訳ですから、治療が大幅に変わってきます。
また、むち打ちは症状も病態によって大きく違います。
首の痛みはもちろんですが、
その痛みが肩や腕の方にまで出てきたり、頭痛、動きの制限などが主な症状ですね。
また、重症例では神経の通り道が狭くなってシビレや脱力感が出たり、
自律神経などの障害によって吐き気や目まいなどの症状が出ることもあります。
早期改善のためにはそのような様々な症状から原因を特定するのが
最も重要であり、まるた整骨院では初回のカウンセリングで
特に力を入れて取り組んでいる部分でもあります。
まず今どのような状態でどの時期にあたるのか、そして今どんな施術をしなければならないのかを判断します。