おはようございます。
先日来られた患者さん。
首の痛みで来院されたのですが、
その時はそこまで痛みはなく、
左の首のツッパリ感と後ろに反った時に
少し痛みがある程度のいわゆる寝違え様の症状でした。
その日は通常通り施術をして症状も軽快、
また来週に経過を診るように案内をしました。
そして、週明けにその患者さんが来院されたのですが、
首も起こせないほどの激痛が今朝から出たとの事。
朝、再度寝違えたのかと思い所見をとってみると、
皮膚に触れる程度でも激痛を訴える状態。
首に熱感を生じていて、かなり炎症が強そう。
私はすぐドクターに紹介状を書かせて頂いたのですが、
皆さんこれなんだと思いますか?
寝違え?ヘルニア?もっと別の病気??
答えは……
「偽痛風」です。
痛風は尿酸の塊が関節の中に出来て激痛を起こすものですが、
偽痛風はピロリン酸カルシウムと呼ばれるものの塊が出来る事で
痛風のような激痛を起こす疾患の事です。
通常は膝や肘などの大きな関節に見られることが多いですが、
首の場合はcrowaned dens(クラウンドデンス)症候群という
名前がついていたりもします。
この場合は基本的に施術を受ける事で軽快する事は難しく、
ドクターによる投薬がメインの治療法となります。
単なる寝違えと思っていてもこのような
疾患がある事を皆さん知っていますか??
なので、自己診断で判断することなく、
何かあった場合は整骨院もしくは、
最寄りの医療機関でご相談下さいね。
・・・・・・・・・・・・・・・・
今回はここまで。
気になる事がある、
詳しく話を聞きたいという方は
もしくは、086-221-7272まで。
気軽にお問合せ下さい。